人生はマラソン

先日、背中を捻挫してしまいました。
おかげでほぼ丸一日、まともに動くことが出来ませんでしたよ。

直接的な原因は、柔軟体操で無理なポーズを我慢したこと。
突然、背中に「ピキッ!」と痛みが貫いたんです。
そのままうずくまり、一時間ほど動けませんでした。。。

しかし実際には、その数日前にハーフマラソンを走ったことが問題の根源にあったのだと思います。何を血迷ったのか、21.1キロを2時間以内で走ってしまったのです。

特にマラソン大会があるわけでもありません。何か目標となるタイムを目指していたわけでもありません。

まったくの思い付き、ほんの小さな出来心だったのです。

普段、土日にロングジョグを行ってはいたのですが、その日は急にハーフマラソンを走ろうって。しかも、2時間切りも目指してみようって。

ヒーヒー言いながら、なんとか2時間切りで走ることが出来たのですが、おかげで疲れ切ってしまいました。

当日はそれ以降、何も手につかない状況となってしまいましたし、疲れが抜けきらぬまま週が明けてしまいました。

そして週初に疲れているにもかかわらずまた走り、その翌日に動けなくなってしまったわけです。

やっぱり、もう無理がきかない年齢になってきたのですね。

40歳を過ぎてランニングや山登りを始める方が、私の周りには結構いらっしゃいます。

40歳を過ぎると、急に体力が低下してきたり太り出したりするので、「何かやらないとまずい!」って考えるんですよね。

そんな時に気軽にできるのが山登りやランニング。

私もそう。40歳を境に腰痛を患うようになったため、何か運動しようとランニングを始めたのです。

40過ぎに運動を始めた人って、体はすでに衰えているのに、感覚は若いころのままでいるため、無理して怪我しやすいんですよね。

私も、前に膝を故障したことがあるので、無理しないように注意はしていたのですがね。

またやってしまいました。。。

わが社の社員には常に言っているんです。
「仕事はマラソンだよ!」って。

仕事は生涯にわたって続けていくものです。

その時調子がいいからってスピードを出し過ぎると、あとで疲れがドッと出てしまい、スピードが落ちてしまう。もっと悪いケースでは、怪我をしてしまって途中棄権になってしまう。

仕事でも、無理に残業を繰り返して疲弊してしまい、休職してしまうことがあります。

そんな働きぶりでは長期にわたって働き続けることはできませんよね。
続けられるペースで働き続けることが大事だということです。

当社では、社員の皆さんが長期にわたって健全に働き続けられるよう、無理な残業は行わないようにしています。

長い仕事人生のゴールまで、社員の皆さんには健全に走り続けてもらいたいからです。

そういった意味で言うと、私は全然ダメですね。

ほんと、年を考えろっての。

秩父で山に登るIT経営者より