聞く力よ

岸田内閣の支持率が大幅に下落しているようですね。
まあ正直どうでもよいのですが、なんか納得いかない報道のされ方に感じます。

そもそも、日本の安全保障環境が大きく変わったこの10年間で、初めて予算額を目に見えるように増額したのは岸田総理ですよ。

そのこと自体は賛否あるでしょうが、すごいことだと思います。

ただ、その報道のされ方がその重要性に見合っているのかどうか、疑問です。

さらに、岸田総理は我々に所得税の還元を行ってくれるのだそうですよ。

実施されるのが来年で遅すぎることと、所得税を払っていない人に大目に還元される点の意味が分からないのはさておき、国から久しぶりに給付してくれるのはうれしい限りです。

しかも、財源が無い中なのだそうですよ。還元っていうから、余ったから返してくれると思ったのに。その辺、怖い人たちのはしご外しにあったようですけど、頑張っているんじゃないかと思います。

ただ、その報道のされ方がその重要性に見合っているのかどうか、疑問です。

それから岸田総理のやったことで評価されるべきは、広島サミットで行われた核軍縮に関するビジョンを発表したことでしょう。

正直なところ、核軍縮が実施される環境にはないと思うので実効性はありませんが、広島と長崎に原爆が落とされたことやその悲惨さを世界に伝えたことに意義はあると思います。

ただ、その後にLGBT法案をぶっ放してきたのは、その成果を打ち消してしまいましたね。

女性用の風呂に心が女性の男性が入ってきたときの対応など、全く懸念が解消されない中で押し切って法案を通した感じですね。

この議論の最中にアメリカ大使が鬱陶しいツイートを連発してきていたので、サミットとのバーターだって、よく分かっちゃいましたけど。

この辺、サミットのビジョンに対する評価やLGBT法案に対する懸念など、どちらも議論がある内容だとは思いますよ。

ただ、その報道のされ方がその重要性に見合っているのかどうか、疑問です。

やっぱり、報道って国民に事実を伝えることを基本として、考え方や捉え方などは様々な立場の人からの意見を集めないと、国民は正しい評価が出来ないと思うのです。

経営でもそう。現場で起こったトラブルについて、それぞれの立場からの意見を集め、何が事実かを正しく見ていかないと、対処できないのですよね。

声が大きく、喋りがうまい人の話だけで判断するとロクなことにならないんですよ。
私は過去、これで失敗してきたので間違いありません。

全ての人からきちんと意見を聞く姿勢が経営には絶対大切です。
だから皆さん、安心して自分の考えを伝えてくださいね。

聞く力は持っていますから。

秩父で山に登るIT経営者より