試行錯誤

ランニングで膝を負傷しました。

15キロほど走ったところで左ひざの内側が痛み出し、走れなくなってしまったのです。

冬の早朝、ランニング用の薄着で動けなくなる。恐怖です。

不幸中の幸いか、たまたまバス停の近くであったため、遭難せずになんとか家まで帰りつくことができましたが。

相変わらず病院に行くのは嫌なので、帰ってからネットで症状を調べました。
どうやら鵞足炎になったようです。

原因として考えられるのは、着地時の膝の内転ということ。
治すには筋トレが有効とのことだったので、スクワットをすることにしました。

2週間ほどの筋トレと休息期間の後、膝が内側に入らないようフォームを意識し、いざランニング再開!イヤッホー!

しかし、敢え無く痛みが再発。

再び原因究明の必要に迫られてしまいました…

結局、付け焼刃の修正ではだめなのだと考え、一から走り方、フォームを見直してみることにしました。

Youtubeなどで検索しながら走りのフォームを研究したのですが、なかなかスッと腹に落ちる情報に出会えません。しかし、諦めずに本なども購入して研究したのですが、ようやく「これだ!」という情報に行きつくことが出来ました。

その情報を基にランニングを試してみたところ、走りがかなり楽になりました。痛みも再発しません。

正しいランニングフォームが身についたということでしょう。

スポーツの感覚を人に伝えるのは難しいですね。感じ方は人それぞれ。テクニックについても、人によって向き不向きもあるでしょうし。

実はわたくし、高校時代に剣道をやっていたのですが、この時の指導方法は完全に昭和。できなければ怒鳴りつけられる、しごかれる、といったものでした。

こうすると、だんだん自分で考えることを止めてしまい、言われたことを漫然とやるようになってしまうんですよね。

高校時代に伸び悩んだのも、こういったところに原因があったと思うのです。

やっぱり、スポーツは自分の関節の動かし方や筋肉の使い方を自分自身で考え、試行錯誤しなければ真の上達はありえない。

もちろん、先生の指導で上達することもありますが、それはたまたま、その指導者の感覚と自分の感覚が一致したからに過ぎない、ということでしょう。

人によって関節のパワーポジションは違います。リーチや筋肉の量も違います。指導者が一律で教えたことが、そのまま相手に伝わることは稀なのだということです。

やはり、自分自身が成長のために頭を使うことが重要なのですよ。自分の体は自分が一番よく分かるのですから。そして普段の練習でその工夫を何度も試す。こういったことができる環境を用意することこそ、現代の指導者に求められていることなんですよね。

会社もそうだと思います。
やりたいこと、興味のあることはひとりひとり違います。能力も違います。そういった人たちに、興味があることをどうやれば仕事につなげられるのか、どうすればその能力を向上させることができるのか、自分自身で考えてもらうことが重要なのです。

当社では、一人一人の社員にしっかりと向き合い、キャリアパスについてじっくりと話し合い、将来について考えてもらっています。

社員一人一人の人生が輝けるように…

会社は皆が輝ける環境をしっかりと用意してるんですよ!

さて、私もサブ4でも達成して、光り輝いてみようかな。

秩父で山に登るIT経営者より