政治家の話

花粉がひどいですね。目がかゆい。鼻がグジュグジュ。

かゆい、うま

脳が感染して考える力が奪われていくようです…

毎年毎年、忌々しいこの花粉に悩まされていますが、政策的に何とかしてくれませんかね?

以前、石原さんが都知事を務めていらっしゃった頃、無花粉杉への植え替えを提言し、実行していらっしゃったのを思い出します。

やっぱり、人、とくに政治家は何を言ったかではなく、何を為したか、で判断されるべきですよね。

前任者の足を引っ張るために魚市場移転を無駄に遅らせたり、太陽光発電をごり押ししてみたり、メディア受けすることばかりの知事なんて…

おっと、話が変な方向へ行ってしまいました。

もとい、政治家の話といえば最近、安倍晋三回顧録を読みました。非常に面白くて、気が付けば、ほぼ一日で読了してしまいました。

この10年の間に起こった様々な事象の答え合わせが、私の中では出来たように思います。

正直なところ、安倍政権下では反安倍的な報道が目立っていたので、マスメディアに対する批判があるのかなと思っていたのですが、ほとんどなかったのが意外でした。

一方、一部の官公庁に対しては不信感あふれる内容になっていましたね。
ただし、舌鋒鋭く批判するといった感じではなく、「間違ってるよね」と窘めているような感じでしたが。

安倍総理の人柄がよく表れていると思います。

安倍晋三回顧録、いろいろと面白い質疑応答ばかりだったののですが、中でも特に気になったのが、この不信感を買っている官公庁のこと。自分たちの価値観だけで動いていて、全体の事を考えていない、というようなことが指摘されていました。

どんな組織も、特にまとまった組織であればあるほど、そんな傾向がありますよね。

なぜか独自の理屈が出来上がっていて、それを周囲にごり押ししてくる人たちなんかもいます。やり手のリーダーがいると、特にそんな感じになりやすいかもしれません。

官公庁は、政治家が対峙するとしても、せいぜい3年程度の期間しかないわけで、それでは根本的に価値観を変えるまでには至らないのでしょうね。安倍総理にすらできなかったですし。

会社は収益を稼ぐ組織ですので、そこから外れた価値観は是正しないとダメなんですけど、やり手のリーダーは大抵頭が固いので、経営者として対峙するのも結構大変だったりするんです。

でも、会社なんて、官公庁と比べれば圧倒的にやりやすいものだと思います。私も頑張らねば!

様々な成果を上げた安倍総理。その陰には強い意志と研ぎ澄まされた判断力、そして行動力があったのだということが良くわかりました。

本当に長い間、我々のためにありがとうございました。

皆様もぜひ、この本を手に取ってみてください。いろいろと気づくことがあると思いますよ。

秩父で山に登るIT経営者より