自己肯定での締めくくり

早いもので、もう2022年が終わろうとしています。

私自身のおっさん化が相当激しくなっているのだと思いますが、1年がとても早いです。

「日々充実しているから時間が早く感じる」と人は言いますが、どうなんでしょうね。

確かに、時間の感じ方には感情の持ち方で違いが生じます。

辛いことがある場合、そこに至るまでの時間、実際に体験している時間はとてつもなく長く感じるものです。

わが社でもたまに、社員がトラブルを起こすことがあり、それに対するお詫びのために私自身もお客様先に伺うことがあります。

その時の時間の長いこと長いこと。

こんなことを言ったら怒られてしまいますが、心のどこかで「早く終わらないかな。。。」なんて考えている自分がいるのも事実、、、いや、大変申し訳ございません!そんなことは一切考えておりません!滅相もない!

そうそう、きついランニングをするときですね、時間が長く感じてしまうのは。厳しい負荷を与えている時間帯はなかなか時間が進みません。

キロ4分台のランを5分続けるのって、アラフィフには相当タフなんですよ。
そんな時は、「このまま明日が来ないんじゃないか」って感じることもあります。
実際に明日が来なくなってしまった方もいらっしゃいますので、やりすぎには注意しなければなりませんが。

やっぱり、辛い時間はなかなか進まないですね。

一方、楽しい時間はとてつもなく早く過ぎ去ってしまいます。

例に挙げるまでもなく、旅行に行った時なんてまさにそう。

3泊だろうと4泊だろうと、気が付いたら家に帰って、日常生活に戻っているような気がします。

ちょっと話は逸れますが、このような楽しいことと辛いことを同時に経験できるのが、登山だと思うんですよ。

きつい上り坂を歩み続ける時はとてつもなく長い時間帯です。それに対し、頂上での眺望を堪能するとき、カップラーメンを味わうときなどの至福の時間はあっという間に過ぎ去ってしまいます。

しかし、不思議なものです。登山が終わって記憶に残っているのは、きつかった場所と頂上の展望だけなんですよね。

辛いこと、楽しいことの両方ともが深く記憶に残っている。逆にそれ以外の記憶がほとんど残ってないと言っても良いです。アラフィフには。

でも、人生ってそんなものなのかもしれません。
時間の感じ方に違いはありますが、両方のピークが記憶に残る。

人生を豊かにし、思い出を味わうには、楽しいことばかりでなく、辛いことも必要なのかもしれません。

さて、ここで一つの結論が出てきてしまいます。
一年が短く感じる私は、楽しいことばかりだったんじゃないのか、と。

うーむ、このロジックで行くとそうなってしまいますね。

しかし、アラフィフのおじさんは日常の細々としたことはすぐ忘却の彼方だし…。
いろいろあったけど、忘れてしまうから、と言い訳もしてみたいですが…

はい、そうなのかもしれません。

確かにいろいろと厳しい現実を受け止めねばならなかったり、厳しい結論を出さねばならなかったりすることもありますが、基本、素晴らしい仲間、社員たちに囲まれ、楽しい時間を過ごしているんだと思います。

社長はお気楽でいいな、と思われるかもしれませんが…

いけませんか?

来年もこのスタンスでまかり通ります。

この一年、このブログ、及びわが社に付き合っていただき、誠にありがとうございました。また来年も引き続きよろしくお願いいたします。

秩父で山に登るIT経営者より