Joy to the world!
血の色に染まったあの男が今年もやってくる!
どんなに戸締りをしても、かならず枕元までやってくる、あの男が!
今年も家中を血の色に染めてしまうことだろう。
子供は、読んではいけないよ。
今回のこのブログを。
悲しいことが起こってしまうからね。
読むなよ、絶対読むなよ!
子供がいるご家庭では、必ず一度は聞かれたことがあるでしょう。
「サンタさんって、本当にいるの?」と。
純真な瞳でそんなこと聞かれれば、どんな親も「もちろんいるよ!」と、こたえてしまうものです。
我が家でも、何度もそのような質問を受け、私もそのたびに笑顔でこたえてきました。「もちろんいるよ!」
子供は子供の世界の中で、様々な「サンタさん寓話」を作り出し、いろいろと余計な話をしています。
私も小さいころ、友達からこんなことを言われたのをよく覚えています。
「サンタさんにほしいものを頼むとき、他の人に言ったらもらえなくなるんだよ!」
純真だった私はこれを真に受けたため、その年のサンタさんのプレゼントは欲しかったガンダムではなく、お菓子の詰め合わせでした。
サンタさんにお願いするときには、紙に書いて親の目につくテーブルに置いておくのが最も効果的なのに。ほんと、ひどい目にあいました。
他にも、「夜中に目を開けてみたら、うちの中を赤いものが動いているのが見えたんだよ!うちの中に赤いものなんてないのに!」とか、いろいろと間違っている情報を興奮気味に話す子がいたのもよく覚えています。
さて、私自身、この年にして心から思っていることがあります。
サンタさんは本当にいるんだ、と。
全ての親とは言いませんが、たいていのご家庭では、子供が小さい時にプレゼントを枕元におき、朝には何食わぬ顔で「サンタさんからのプレゼントだよ」と言っていたと思います。
全世界で、非常に多くの子供たちがクリスマスにプレゼントを実際に受け取っているのですから、やはりサンタさんはいるのです。
ただし、システムとして、ですが。
天使としてのサンタさんが実際にいるかどうかは分かりません。しかし、サンタクロース・システムとして、サンタさんは確実に存在しているのです。
こんな素晴らしいシステム、経営者として本当に見習いたいと思ってしまいます。わが社でも、そんなシステムを作りたいものです。みんな、頑張ろう!
ところで、このサンタ・システム、子供のある質問でその役割を終えるようです。
「サンタさんて、本当はお父さんなの?」
はい。
我が家でも末の娘が今年、見事にこの質問をしてきました。
サンタ・システムの終了ボタンが押されました。
次はあなたの番です。
遠い未来、自分の子供が生まれたときにシステムを起動してくださいね。
秩父で山に登るIT経営者より