咲くLove

多分、このブログが公開される頃にはとっくに過ぎ去ってしまって、流行おくれでナウくない話題かもしれませんが、私が今書きたいので書きます!いや、書かせてください!執筆時は3月31日です!その点を含みおきいただき、大目に見てください!

桜が満開を迎えました。とても美しい!

今朝も朝ランで近所の公園の周りを走ったのですが、ピンクに染まる桜並木が素晴らしい!朝日に照らされた花々。桜が満開を迎えたこの時期が、日本ではもっとも美しい季節だと思います。

やはり、日本の春は桜ですね!

開花が発表されたころに電車から外を眺めると、日本には至る所に桜が植えられているのだなあ、とつくづく実感いたします。

ほんと、いっぱい植わってますよね。

ところでこの桜、厳密にいえばソメイヨシノ、実はほぼすべての木が同じ遺伝子であることをご存じでしたでしょうか?

ソメイヨシノは受粉によって得られるタネから栽培されるのではなく、接ぎ木によって栽培されているからなのです。接ぎ木とは既にある樹木から枝を切り取り、他の木の株に差し込んで接続させる園芸の手法です。今風に言うと、クローンを作っているといったところでしょうか。

なんでそんな手間なことをやっているかというと、実は、タネではソメイヨシノにならないからなんだそうです。種から育てると、全く別の花になってしまうんですって。非常にデリケートなDNAで成り立っている、儚い品種ということかと思います。

一年にたった一週間、しかし、とてつもない美しさを見せてくれるソメイヨシノ。

人々が春のうららを楽しみ、幸せを感じてもらいたいがために、接ぎ木して苗を作り、植えてくださった、名もない方が無数にいらっしゃる。
我々が今、花見を楽しむことができるのも、そういった先人がいたからこそなんですね。

愛ですよね、愛。アイサット(AISATT: 愛がSaturated)です。

後代の人々のために延々と植えられつづけてきた桜。決して、自然にできたものではない、人の意思によって紡がれてきた愛の一つの表情。
こう考えてみると、今咲き誇っている桜の花は、まさに、咲くLoveですよ。コブクロ、さすが。

自分ではない、のちに続く人のために桜の木を植える。何か、「働く」ことのもっとも重要なことを示唆してくれているように思います。

「働く」とは、傍を楽にする、ということだといいます。働くことで、周りが楽になり、幸せになる。とって素晴らしいことですよね。

私自身もそんな仕事をやっていきたい、なんて考えていたら、「社員が成長し、SEとして、社会人として満開の花を咲かせることが私の仕事なのかもしれない」、なんて思ってみたりしちゃいました。

ちょっとカッコつけすぎでしょうか?

いやいや、会社で地道に接ぎ木して植樹する、それが私の誇る仕事なのです!

秩父で山に登るIT経営者より

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