経営理念
初めまして。池袋でITの会社を経営する萬歳浩一郎です。ときどき山にも登っています。徒然なるままに経営に対する私の思いを書いていきたいと思います。どうぞお付き合いください。
IT企業と聞くと華やかそうですよね。知り合った方に私がITの会社を経営していることを伝えると、「かっこいいですね!」とか、「儲かってそうですね!」って言われることが多いです。でも、全然すごくないです。残念ながら、そんなに儲かってもいません。
やっぱり、ちょっと前に流行ったヒルズ族なんかのイメージが強いんでしょうかね?
孫さんとか三木谷さんとか、ホリエモンとか、本当にすごい、先見性がある方々が築き上げてきたもののご相伴に預からせていただいているだけなんですよね。キャバクラなんかでは積極的に活用させていただいてますが。
どちらかというと、会社を健全に伸ばしていくことを目標に、できることをしっかりやっていくことを心掛けて運営しています。
経営者として最も尊敬し、書籍等で学ばせていただいているのは稲盛和夫さんですね。JALの再生やKDDIの立ち上げなど、ある年齢層以上の方であれば必ずご存じの名経営者です。稲盛さんが主宰する経営者育成塾、盛和会にも所属し、勉強させていただいていたこともあります。
稲盛さんは「会社は株主のものである」といった全世界で共通に考えられている常識を否定し、「会社は社員のためにある」ということを企業理念として明確に打ち出しておられますよね。
私自身もおっしゃる通りだと思っています。
確かに、株主が様々な面で権利を保有し、経営者の首も挿げ替えることができるのは事実です。しかし、株主がお金を出したからと言って、社員達が一生懸命に働いてくれるわけではないのです。
社員達がまじめに働かない会社など、成長はありえませんし、将来、破綻することが目に見えるものです。やはり、社員が一生懸命に働くことに喜びを感じ、金銭的、精神的な幸福を味わうことができる会社こそ、会社が長期にわたり持続でき、なおかつ株主に対しても報いることができるのだと、強く思っています。
長期にわたり成長し続け、社員が輝く会社になれるよう、日々できることをコツコツと繰りかえす。そんな日々を送りたいのです。
家康公も言っています。人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。
長い目で見てじっくり進むことが肝要だということです。
ちょっと硬い話になってしまいましたが、これが私の企業経営における考え方の根本です。
私の経営を語る上で避けて通れない話なので、初回に全くもって映えないことを書かせていただきましたが、次回以降はもうちょっと緩い話や今抱える悩みなど、様々な切り口で私の感じることを書かせていただきたいと思っています。
これに懲りず、また遊びに来てくださいね!
秩父で山に登るIT経営者より