Premiere ProとAfter Effectsで簡単な場面転換を作ろう！

こんにちは！アイサット社員のTです。

今年から動画制作を勉強して、少しずつスキルがついてきました。

そこで初心者ながら、動画の中で用いる場面転換のアニメーションの作り方を共有できればなと今回ブログを寄稿しました。

今回の動画制作はAdobe製品のPremiere ProとAfter Effectsを使用、Windows環境での説明になります。これから動画制作を始める！という方の参考に少しでもなれば幸いです。

Premiere Proでダイナミックリンクを作成しよう！

まずPremiere Proでプロジェクトを作成しましょう。

このふたつの動画の間に場面転換を入れることを考えます。

ここにAfter Effectsで作成するアニメーションを被せて場面転換をするイメージです。

After Effectsはダイナミックリンクでこのプロジェクトとそのコンポジションを繋げることで動的に変更が可能です。

「ファイル」→「Adobe Dynamic Link」→「After Effects新規コンポジション」をクリック。

これでAfter Effectsが起動し、プロジェクトとリンクされたコンポジションが作成されます。

このコンポジションで作成したものがPremiere Proのプロジェクトのほうでも動的に反映される、ということになります。

試しにAfter Effectsで四角い図形を作成してみます。

そしてPremiere Proでコンポジションをシーケンスにドラッグします。

反映されました。

場面転換のアニメーションを作成しよう！

それではAfter Effectsでアニメーションを作成しましょう。

場面転換のイメージはスライドが右から左へ流れてその間に動画が切り替わる、というものです。なので先ほどの図形を枠外の右から左へ移動するようにします。

位置のキーフレームの開始と終端を右、左に設定します。これて移動するだけのアニメーションが完成です。簡単ですね。

どんな感じかPremiere Proで見てみましょう。

反映されていますね。

これでもいいのですが、もう少しだけ凝ってみます。

設定した2つのキーフレームを選択し、右クリックのメニューから「キーフレーム補助」を選択すると、「イージーイーズ」というものがあります。これを選択すると最初はゆっくり移動し、加速して、またゆっくり移動し止まる、という緩急のついた動きができます。便利ですね。

でも個人的にはこれだとまだ速い気がします。なのでもっと緩急をつけます。

上の画像のオレンジのボタンをクリックすると値グラフというものが出現します。これは対象の位置と時間の関係をグラフにしたものです。

こんな感じでより始まりと終わりをゆっくりにしてみました。確認してみましょう。

いい感じになりました。

アレンジを加えてさらにかっこよくしていこう！

これに図形を増やしたり、色を試行錯誤したりすればもっといい感じの場面転換が作成できると思います。初歩的なスキルでもそれっぽい場面転換が作れるなんてAftrer Effectsは素晴らしいですね。

場面転換だけでなく、様々な効果をAfter Effectsで自作してみるのも面白いかと思います。