ユーさんは見た! #15 ~この世界には、何種類のテストがあるのだろう~
ユーさんは見た!
こんにちは、アイサットのユーさんです!
――― テスト ―――
学生時代、何回受けてきましたか?私は思い出せないですね。
各システムや各サービスでも、リリースや改良にあたり、きっと様々なテストの工程を経ていることでしょう。
今回はそんな、システム開発における「テスト」について、見ていきたいと思います。
ユーさんは見た!
概要
◎様々なテスト① ~単体テスト~
◎様々なテスト② ~結合テスト~
◎様々なテスト③ ~システムテスト~
◎様々なテスト④ ~受入テスト~
様々なテスト① ~単体テスト~
単体テストは、プログラムのソースコードの一部(例:モジュール単位・関数単位)や、個々の画面単位・機能単位で実施するテストです。
プログラムの開発者や、テスト自動化ツールによって実施されることが多いです。
様々なテスト② ~結合テスト~
「統合テスト」や「連結テスト」、「ソフトウェア適格性確認テスト」という呼称もあります。
この結合テストは、複数の部品(コンポーネント・モジュール)を組み合わせた状態で、基本設計書の内容に沿って、例えば下記のような観点で確認するテストです。
☆インターフェース(接点)が意図するように動作するか
☆個々の部品間でデータが正常に連携されるか
☆通常とは異なる操作によってシステムに不具合が発生するか
様々なテスト③ ~システムテスト~
「ST」や「総合テスト」・「システム適格性確認テスト」という呼称もあります。
このシステムテストは、実際のシステムの利用者(エンドユーザ)による利用や実際の運用を想定して、ネットワークなど、基本的には本番環境(実環境)と同様の条件で実施します。
そして、システムの一連の流れを、例えば下記のような観点で確認するテストです。
☆要件定義の工程で作成した「システム要件」に沿っているか ☆システムの使いやすさや効率性 ☆システムに負荷を与えた場合の性能
様々なテスト④ ~受入テスト~
「ユーザー受入テスト」や「UAT」・「検収テスト」や「運用テスト」という呼称もあります。
この受入テストは、システムテスト(まで)とは異なり、システムの発注者(または元請企業)側が実施するテストとなります。
そして、システム全体として、要件となる機能や性能を満たしているかを確認します。
また、基本的には下記のような観点で、この受入テストを実施します。
☆実際の業務で使用される環境 ☆実際に利用されるデータ ☆実際の業務と同様の操作
今回は「テスト」について、少しですが見ていきました。
「テスト」と一口に言っても、様々なテストがありますし、今回記載したテスト以外にも様々なテストがあると考えられます。
そのため、例えば「システム開発におけるテストはこの4種類!」と断言することは難しいです。
また、これらのテストが、システムやソフトウェア・サービスの品質を担保する・そして高めることに繋がっています。
身の回りのシステムやサービスに触れる際、テストについて、時々思い出してみてはいかがでしょうか。
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