ユーさんは見た! #13 コマンドの数だけ ~前編~

こんにちは、アイサットのユーさんです!

――― Linux(リナックス) ―――

初版のリリースから32年以上経過していますが、オープンソースのオペレーティングシステムとして、様々な場面で活用されています。

そして、そのLinuxを操作する際には、様々なコマンドが利用できます。
例えば、先日(前回)の技術者ブログの記事で取り上げた「fsutilコマンド」もその1つです。

今回はそんな「Linuxのコマンド」について、見ていきたいと思います。

ユーさんは見た!

概要

◎Linuxのコマンド ~前編~

Linuxのコマンド ~前編~

今回は、備忘録(※)のような形でまとめてみました!
※先日の技術者ブログの、VBAについての記事(『【ExcelVBA】イベントプロシージャー』)はこちら

コマンド名 概要
asコマンド アセンブリ言語で書かれたソースを機械語に変換する。
ausyscallコマンド システムコール番号や名称を検索するコマンド。auditdパッケージが必要である。
base64コマンド テキストやバイナリデータをBase64形式にエンコードまたはデコードするコマンド。
bashコマンド 「GNU Bourne-Again Shell」が名前の由来である。シェルの一つで、多くのUnix系システムで使用される。
bgコマンド 停止しているジョブをバックグラウンドで実行するコマンド。
binwalkコマンド ファイル内に埋め込まれたファイルを確認・取り出し可能である。圧縮やアーカイブの解析に使用される。
catコマンド ファイルの中身を連結して表示するコマンド。複数のファイルを一度に表示できる。
cdコマンド ディレクトリの移動を行うコマンド。指定したディレクトリに移動する。
chmodコマンド 指定したファイルやフォルダの権限(パーミッション)を変更する。
chownコマンド 指定したファイルやフォルダの所有者の情報を変更する。
clearコマンド コマンドを実行している画面に表示された内容を消去(クリア)する。
cpコマンド ファイルやディレクトリをコピーするコマンド。バックアップやデータ移動に使用される。
echoコマンド 文字列を出力するコマンド。変数やスクリプトでの利用が一般的である。
egrepコマンド 拡張正規表現を使用可能である。より柔軟なパターンマッチングができる。
exiftoolコマンド ファイルのExif情報(電子機器で撮影した写真に付与される撮影情報などのデータ)を表示・編集するコマンド。写真用のメタデータを操作できる。
exportコマンド 環境変数の定義や削除を行うコマンド。また、シェル変数への/からの変更も行うことができる。
fgコマンド 停止している または バックグラウンドで実行しているジョブをフォアグラウンド(最前面)で実行するコマンド。
fileコマンド ファイルフォーマット(ファイル種別)を出力するコマンド。ファイルの特定に役立つ。
findコマンド 対象のファイルを検索する。
fsckコマンド ファイルシステムを修復するコマンド。ディスクのエラーを検出・修復する際に利用される。
fsutilコマンド Windows標準のファイルシステムであるNTFS(ファイルシステム)に関する操作を実行するコマンド。
gdbコマンド デバッガ。プログラムの実行を制御して、バグの解析や修正を行う。
grepコマンド ファイルからパターン文字列を含む行を抽出して出力する。テキスト検索の強力なツールである。
gunzipコマンド ファイルの解凍を行うコマンド。効果的なデータ管理に役立つ。gzip形式などの圧縮ファイルの解凍に対応している。
gzipコマンド ファイルの圧縮を行うコマンド。効果的なデータ管理に役立つ。
※ディレクトリを対象にすることはできない。
hexdumpコマンド バイナリファイルを8進数や16進数で出力するコマンド。
historyコマンド コマンドの実行履歴を表示する。
jobsコマンド 実行中の(アクティブな)ジョブを一覧表示するコマンド。
lddコマンド ダイナミックリンク(プログラムの実行時にライブラリなどがリンクされるもの)で使用されるライブラリの情報を表示するコマンド。
ldコマンド リンカ。プログラムのリンク(結合)を行うコマンド。
lessコマンド テキストファイルの内容を1画面ずつ表示するコマンド。文字列の検索などもできる。
lnコマンド リンクを貼ることができるコマンド。-sオプションを用いて、シンボリックリンク(特定のフォルダやファイルへのリンクを保持するショートカットのようなもの)を作成することができる。
locateコマンド ファイル名やディレクトリ名を指定してファイルを検索する。
lsコマンド ファイルやディレクトリの一覧を表示するコマンド。カラー表示や詳細情報の表示も可能である。
ltraceコマンド プロセスが呼び出すダイナミックリンクライブラリ関数を表示するコマンド。ライブラリ関数のトレースに使用される。

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今回はLinuxのコマンドについて、少しですが見ていきました。
コマンドの数だけ、いろんなことができ(てしまい)ます。
コマンドはまだまだありますので…

後編へ続く!

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※掲載情報は、記事執筆日時点のものです。
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「ユーさんは見た!」次回もお楽しみに♪

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