新人の業務日記その⑥-株式会社アイサット

自分と向き合う

 皆様お疲れ様です。
 初心忘れるべからずが信条のSawaです。

 このブログが公開される頃にはパラリンピックが始まっているのか、終わっているのか?オリンピック・パラリンピック開催期間中のグーグルさんの検索画面には日替わりで鳥さんたちが色々な競技をしている絵が表示されています。
 パラリンピックの際には鳥さんが車イスに乗っていたり、目が見えない鳥さんをガイドの鳥さんがサポートしていたりして、なんとも素敵です。毎日どんな絵が出て来るのか楽しみにしています。
 あのような取り組みは大好きですね。何かをつくることを志してこの業界に入りましたが、実はあのような日常が彩られるようなことがしたいという目標があります。そんな目標は持ちつつも、そう上手くいかないのも現実です。
 そんなもんで、今回は業務から離れて、仕事に向かう意識や気の持ち方について日頃から感じていることをまとめました。技術的な部分とは別の視点から仕事について考えてみたので、ご一読頂ければ幸いです。

【自分の長所】

 突然ですが、このブログを読んでいらっしゃる皆さん、自分の長所って何ですか?もしくは、得意なことって何かありますか?技術職は特に、自分の得意分野(例えばこの業界では、いろんな開発言語を知っている!とか、DBのことなら任せろ!とか、ネットワークのことは余裕!とか…)があるというのは大きいと思います。まぁ、それはどの仕事においてもそうですね。
 最初の質問に戻ります。例えば自分には長所とか、得意なことって無いと常々思います。謙遜をしているとか、ネガティヴになっているわけではなくて、本当に心からそう思っているんです。
 例えば、趣味で習っているボクシング。始めたのが遅いというのもありますが、練習に割いた時間のわりに上達していないと思います。そもそも運動って難儀です。思ったように体を動かせる、いわゆる運動神経って天性のものだと思っています。運動という方向では、筋トレなんかもそうですね。一時期(2年半程)は1日6食とか食べて週6日、朝5時に起きて日毎に鍛える部位を変えながらトレーニングしました。いくらか服が着辛くなるぐらいにはなったものの、友人のゴリマッチョの様に見た目でパワーを感じるようなバキバキボディにはなりませんでした。
 例えば、趣味のギター演奏。練習したわりには上手くならんなー…と、ずっと思っています。ライヴなんかでも、ミスしたフレーズだけがずっと頭に残ってしまうので、観に来てくれた人から「良かったよ!」と言われると、謙遜して感謝を伝えつつも、「嘘でしょ?めちゃめちゃミスってたよ!」と、心の中で叫んでます(性格悪い書き方で申し訳ないのですが、本当にミスしてるので、仕方ないのです)。
 趣味に限らず、仕事でも、なんでもそうです。練習方法や考え方等、色々な理由があるとは思いますけどね。まぁ、自分には得意な「何か」って、やっぱり無いんです。得意なことが無いというのに加えて、取り組んでるけど思ったように成果が出ないな…と、いつも思います。
 じゃあ、どうしたら成果が出るのか…?考えながらやってはみるものの、正解を見つけられないままでいることが多いです。そもそも正解が存在するのか…?何にせよ悩み続けております。
 お盆休みにエンジニアの知人と食事をしたとき、「この業界はどんどん新しいものが出て来るから、取捨選択、自分が伸ばせそうな分野を伸ばすことも大事」という感じの話をしていて、さすがだなぁ、と思うと同時に、自分が伸ばせそうな分野って無いなぁ…、とも思いました。
 自分の得意なこと、長所、どうやったら見つけられるのでしょうか?そんなもの無くてもまぁ、いいかな?正解は無いかも?なんて考えている自分です。

【ハードワーク】

 自分の得意分野を伸ばす。そのためには努力が必要だと思います。
 それは、正しくしなければ意味を成さないと言われています。場所・方向・方法・期間など、何か一つでも努力のポイントが間違っていれば無駄です。どうしたら努力が実を結ぶのか?それも才能なのか?もちろん、圧倒的な、いわゆる天賦の才を持っている人が、最小限の努力で、成果を発揮する場合。普通に生まれ育って正しく努力をして成果を発揮する場合。あるいは、運良く富や名声を手にする人(この頃は親ガチャなんていわれたり…)。本人の問題だけでなく周囲の環境等…、色々あると思います。
 どうすれば正しく努力できるのか?分かりません。それが分かる、要領を得ることが出来る人、そういった人が成功する人の一部ではないかと思います。
 寝ないで努力をする、それは人それぞれです。どこまでが平気で、どこからが無理なのか?それも人それぞれ。自分はそんなに頑丈な人間ではないので、最低でも6時間は寝たいし、食事も3食摂らないと空腹でフラフラになります。この業界に転職した直後は出勤するだけで疲れてしまい、帰宅してから何か出来ることがないかと、テキストを開いたり課題に向き合うものの、頭が働かずに「あぁ、今日もなんも出来なかったな…」と、この世の終わりのような気分で眠りに就くことが多かったです(今でもそうです)。
 考えれば考えるほど難しいものです。そのときは最善を尽くしたつもりでも、時間が経つにつれて、もっと出来たことがないか?と、考えるというのもあるあるです。

【自信とは?】

 努力するとき、諦めないことや継続することが重要だという意見もあります。ことわざにあるくらいなので、そう考える人が多いし、それも正論なのだと思います。
 何かしらの結果なり数字が出ればそれは自信につながると思います。一方、結果が出ない中で諦めずに継続するとか、それってある意味では、骨折り損のくたびれ儲けになってしまうのでは?と、いうのが私の考えです。
 よく「失敗は成功のもと」とか、「間違えたから間違えだと知ることが出来た」「ミスは前進するための過程」と、ポジティブに捉えることが出来る人が居ます。そういう方、本当に見上げてしまいますね。自分はそういう考え方が出来ません。なぜなら、間違えて次があるかどうか、リカバリーの余地があるのかを決めるのは自分ではないからだと考えているからです。
 正解・不正解のジャッジをする権限を誰が持つか?によりけりです。やらかしてしまい、残念ながら試合終了…!というパターンも世の中では多々あると思います。世の中、そう寛容な人や環境ばかりではありませんよね。
 もちろん、多くの人は間違えるでしょう。そこで同じ間違えを繰り返さないようにするということが大事ですが、同じ轍を踏まずに修正できる人って、器用というか、要領が良いというか、頭の良い人なんだなぁと思います。決してうまくやっている人の苦労を否定しているわけではありませんが、同じ失敗を繰り返してしまう自分からすると、なんて賢いんだろう…と、思います。
 何かにつけて、「どうせ上手くいかないだろうな…」「どうせダメだろうな…」「だったらやっても無駄だな…」という、「どうせ」ばかりが先行する良くない循環に向かうので、何かに取り組むのが嫌になってきます。
 そうはいってもやらざるを得ないからやる。嫌々やる。これって、意味あるのかな?そう思って「どうせ…」に戻って無限ループです。良ろしくないですね…!こんなことではいけません!10000回だめでヘトヘトになっても、10001回目は何か変わるかもしれない…?なんて、強い意志を持って取り組める人を尊敬してしまいます。
 自信をもって何かに取り組めて、「これが出来る!」と、言える人になれたらいいなといつも思います。そもそも、世の中の人ってどうしてそんなに自分に自信を持てるのですかね(笑)?親の教育なのか?学校に通う中で培ったものなのか、友達付き合いで育つものなのか?よくわかりませんが、そういう点でいえば、自分に自信が持てるっていうのも一つの才能だと思います。今から育てられれば育ててみたいという、気持ちはあります。スラムダンクの安西先生のようにピンチでポジティブな考えが出来るようになりたいものです。

【自己肯定感】

 胸を張って、自信を持たずとも、せめて最低限の自己肯定感があればよいと常々思います。この頃はマインドセットや自己啓発の類で、自分で自分をほめるという取り組みも盛んになっているようです。
 皆さんは自分の事褒めていますか?自分は、ラッキーだったり、運が良かったり、周囲に助けられたり、良くしてもらった。と、いう感覚になることは多々ありますが、自分を褒めたり肯定することはありません。そもそも自分のファインプレーってありません。
 最初の話に戻りますが、得意なことってやっぱりありません。特技がないからこそ色々やってみるというのも、ポジティヴに考えれば大事なのでしょうか?

【なんとなくまとめ】

 特にまとまらないので終わりです(爆)締まらなくてすみません。
 「仕事に向かう気持ちの持ち方!」などと冒頭で偉そうに示したものの、自分はそんなに器用にできない…と、いうネガティヴキャンペーンで終わってしまいました。それではブログで不安吐き出しただけじゃないか!と、突っ込まれそうなので、明るい話題を少々。
 近所にあるお寺の前に、ありがたいお言葉が筆によって綺麗に書かれた字で掲示されています。月単位で更新されるものなのか、頻度は分かりませんが、とにかく掲示板のようなものがあります。最近では「悩みの種に、悟りの花を咲かせよう」だったかな…、そんな感じの言葉が掲示されているのを目にしました。お寺の前を通る度、いいこと言うな、迷って悩むのも必要な時間かもしれんな…と、言い聞かせております。
 この頃はそんな感じで、小さい気分転換のような時間や取り組みがお気に入りです。とあるドリップコーヒーのパッケージにもいい言葉が書いてあって、コーヒーを淹れるたびに結構いい気分になります、デザイナーさんいい仕事してます。冒頭に書いたオリンピック・パラリンピックの話題と同じ様に、そんなチョットしたハッピーは結構良いです。気分を切り替えるのが苦手な自分にとっては、狙わないからこそ、ハッ!と、させられるような瞬間が必要だと感じる夏の終わり(秋なのに残暑ざんしょ)でした。

(色んなパターンがあり、毎回楽しみにしています。)

 気分転換と言えば、ディズニー・ピクサーの映画:インサイドヘッド2(原題:Inside Out 2)を観に行きました。この作品は前作も好きで何回も観ています。初めて観たときから年齢を重ねるにつれ、気が付くことや理解できることが増える素晴らしい作品だと思います(ピクサーのスタジオで働く人たちって、超有能でシゴデキだなぁ…)。自分の頭の中はシンパイ(Anxiety)が幅を利かせているので、ヨロコビ(Joy)が指令室で動き回れるようにしたいですね。
 それでは皆さん、まだまだ暑い日もありますが、果物がおいしくなる季節なので、ビタミンとミネラルを摂取して季節の変わり目の体調変化に気をつけましょう!

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