保守・運用について
今回は、私の勤務先での業務である保守と運用について記載します。
大きくわけて3つの点についてお話しします。
- 1 業務内容と、保守・運用の違い
- 2 あると有利な知識や技術について
- 3 将来役立つ知識・資格について
1.保守・運用業務について
・保守
システムを導入した現場にて、監視やヘルプデスクをする業務となります。
実際に保守を行うに当たり、担当するシステムや周辺機器、そのシステムがどのように使用されているかという知識が必要となります。
業務に必要な知識自体は現場に入ってから覚えることが多いと思いますが、ITの知識については、一般的な知識は持っておく必要があります。
・運用
システムを使用している現場にて、システムを回す業務となります。
日次的に動いているシステムの監視、不具合等の確認や調査、ソフトウェアのアップデートなど、ユーザーがシステムを利用する上で必要な裏作業を行います。
そのため、システムの流れ(フロー)や機器やソフトの管理など、動作や管理がメインとなる知識を求められます。
2.あると有利な知識や技術について
まずは知識、技術面での項目となります。
・Microsoft Office系(Word,Excel,PowerPoint,Accessなど)
すべての業務で使用するソフトです。
表計算、データ管理、集計、書類などとても幅広く使用されています。
中でもAccessやExcelのマクロの知識は、高く評価される知識だと思います。
・HTML
ホームページやサイトを構成するために使用する言語になります。
基本的にはホームページ構成用のソフトやサイトを使用することが多いですが、簡単な修正や細かい作業など、HTMLに触れる機会はあります。
構成や形式などを理解することで役に立つ知識は多いと感じます。
・データベース関連(主にSQL)
SQLとはデータベースで使用する知識です。データベースの中身の修正や構成などデータベースに触れる際には必要となる知識です。
一見構築や開発で使用するような雰囲気のある知識ですが、知っておくと業務で使用するプログラムやコマンドが、どのような動きをしているかを理解できます。
・デバイス機器
マウス、キーボードを始め、PCに接続される周辺のデバイス機器の知識です。
プリンター、スピーカー、マイクなどの設定方法やWi-Fi、USB、LAN、ケーブルなどの接続方式はどんな現場でも必要になります。
・管理機能
サーバーマネージャー、タスクマネージャーなど、システムや機器を管理する上で使用する機能となります。サーバ関連の業務では必須の知識となります。
3.将来役立つ知識・資格について
将来に役立つスキルについては、自分がこの先どのような技術者になりたいかによって変わっていきます。構築・運用・開発など、IT業界における業務は多種多様です。
今回は運用・保守に関連のある部分で、持っておくと良いスキルを紹介します。
- 1.国家資格(ITパスポートや基本情報技術者試験など)
- 2.ネットワーク系、構築系に関連する資格
終わりに
はじめてブログ書かせて頂きましたが、文字で伝えるというのは難しい部分が多いです。
業務知識について私個人の経験ですが、やはり実際に触れてみるのは大事だと思っています。Microsoftの問題一つを例にすると、表計算の問題を解く際に勉強した知識だけでなく、実際にその問題を表計算ツール(Excelなど)で入力してみて回答と同じになるか。違う場合は数式の間違いは無いか。入力した数式をExcelのトレース機能などで辿り、どのような動きをしているかを説明ができれば、資格取得の試験は楽になると思います。実際の業務でも同じです。
昨今インターネット上には、開発ソフト・表計算ソフト・環境構築ソフトなど無料で提供されているソフトがたくさんあり、実際に触れる機会は多くなっています。ゲーム一つを取ってみても【環境(OSや動作)・速度(通信や描画)・スペック(推奨値や空き容量)】など活かせる材料があると思います。探してみてはどうでしょうか。