ユーさんは見た!#3 もう1人の自分

こんにちは、アイサットのユーさんです!
記事名に付けた『もう1人の自分』についてはまた後ほど…。

おや、スマートフォンのアラームが鳴っているようです。全力で止めましょう。ポチッ

あれ?

私、バーチャル空間の中にいました。
いつの間にかスーツに着替えていて、インターネット上の世界の中に迷い込んでしまったようです。

まだ夢を見ているのでしょうか。起きてください!

メタバース

この私が迷い込んだ(?)インターネット上の仮想空間 ≒ 巨大な仮想現実空間を意味する「メタバース」という用語があります。
この「メタバース」は、ビジネスモデルや日常生活を大きく変えると言われ、その市場規模は2028年に100兆円規模となると予想されています。(※1)

ただ完全な定義は難しく、経済産業省が取りまとめた「仮想空間の今後の可能性と諸課題に関する調査分析事業 報告書」によれば、
1つの仮想空間内において、(ゲーム・教育・医療といった)様々な領域のサービスやコンテンツが生産者から消費者へ提供されるものをメタバースと仮に定義しています。

活用例や課題

総務省の「『2030年頃を見据えた情報通信政策の在り方』報告(案)」によると、メタバースの今後の活用策としては、下記の例が挙げられています。

①病院の手術や火災現場の消火活動の疑似体験によって訓練等を効率化する
②仮想空間の商業施設「バーチャルマーケット」等を通じたアバターやデジタルアイテムの販売
③消費者との接点づくりやコミュニケーションへの活用

②に関連した内容としては、「メタバース」を利用して、利用者がアバターを操作して他者と交流したり、仮想空間上で商品を購入したりするといった試験的なサービスも行われているそうです。
また③に関連した内容としては、先日街頭演説にも活用されました。

記事名に付けた『もう1人の自分』は、このアバターを指していました!
先ほどの画像の、スーツを着たサラリーマンもアバターと言えるでしょう。
自分自身とは違う姿で、仮想空間を動き回るのは楽しそうですね。

ただし、今後の活用が期待されている一方で、下記などの課題も指摘されています。

・メタバースの社会の構築には、大量のデータセンターやエネルギーを必要とする。(※2)
・ユーザー間での仮想アイテムの売買をはじめ、仮想空間での体験が現実に近くなるほど権利処理が複雑になる。(※3)
さらなる法整備や、環境問題への対応も必要そうですね。
アバターが当たり前のように動いているような時代は、まだ遠いのかもしれません―――

◎参考URL(出典)

・「総務省|情報通信政策研究所|学術雑誌『情報通信政策研究』特集号及び投稿論文募集」(※1)

・「仮想空間の今後の可能性と諸課題に関する調査分析事業 報告書」(経済産業省)

「『仮想空間の今後の可能性と諸課題に関する調査分析事業』の報告書を取りまとめました」(経済産業省) ※上記の報告書のファイルをご覧いただけます。

・「『2030年頃を見据えた情報通信政策の在り方』報告(案)」(総務省/※3)

「総務省|情報通信審議会|情報通信審議会 情報通信政策部会 総合政策委員会(第10回)」 ※上記の報告書のファイルをご覧いただけます。

・「IoT時代に、HoS(Human network of Spirits)志と魂を繋ぐ、心を通わす」(総務省/東京理科大学大学院 若林秀樹教授資料/※2)
「総務省|情報通信審議会|情報通信審議会 情報通信政策部会 総合政策委員会(第4回)」

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ここまでご覧くださり、ありがとうございました!
「ユーさんは見た!」次回もお楽しみに♪

P.S.(ある程度)中身のあるブログ記事を、短い時間で書けるようになりたいものですね…。😂

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