ユーさんは見た!#2 『チャットで私が』

こんにちは、アイサットのユーさんです!

最近、こんなことはありませんでしたか?

「○○(予約、申込、登録、設定など)の方法が分からないけど、どうすれば良いのだろう?」
「よくある質問のページを見てみたけど、よく分からなかった…。」
「問い合わせをしたいけど、電話じゃないとダメかな?」

私も時々あります。
そんなことを思いながらとあるサイトを見ていると…

「チャット」の文字やマイク付きのヘッドセットのマークが現れました!

さらには「ご質問はありますか?」「私がお答えします!」
なんて書いてあるのです🤔(頼もしい…)

チャット(chat)×ボット(bot)

このような、チャットで問い合わせをできる仕組みには「チャットボット」が利用されています。

チャットボットとは、「チャット」と「ボット」を組み合わせた言葉で、人工知能(AI)を活用した「自動会話プログラム」のことです。

前述の仕組みの場合は、チャットに表示された選択肢のいずれかをクリックしたり、入力欄にテキストを入力して送信ボタンをクリックしたりすると、チャットが続いていきます。

地方自治体でも続々活用

このチャットボットは業務効率化の面で、地方自治体でも活用されています。
総務省の調査によれば、行政サービスの案内における「チャットボットによる応答」は、下記のように導入件数が増えています。この件数は文字認識・音声認識に次ぐ規模です。
平成30(2018)年度:55件
令和元(2019)年度:94件
令和2(2020)年度:179件
皆様がお住まいの自治体にも導入されている、または導入予定かもしれません。

というのも、例えば人口規模が10万人のとある自治体では、2020年4月1日~2020年12月31日の期間に合計28,602件の問い合わせがあり、延べ953時間程度の問い合わせ時間を削減できた、という事例もあるようです。
953時間を換算すると、約40日!
おそるべし。
また、チャットボットが災害発生時に活用された千葉県の事例では、2週間で7000件超の問い合わせに自動回答したそうです。

業務負荷を下げる効果があり、新型コロナウイルス感染症防止対策にも繋がることから、今後さらに利用機会が増えそうです。
電話や対面形式での「お問い合わせ窓口」がめずらしくなる日がいつか来るのでしょうか?

◎参考
・「令和3年版情報通信白書」(総務省)
・令和2年度「地方自治体におけるAI・RPAの実証実験・導入状況等調査」(総務省)

ここまでご覧くださり、ありがとうございました!

今回で2回目の投稿となったユーさん、次回は一体何を見るのでしょうか?
「ユーさんは見た!」次回もお楽しみに♪