政治の季節

政治が動きましたね。

先日、衆院が解散されました。

地元の駅では毎朝、入れ替わりで衆院選立候補予定者が道行く人に挨拶しています。

まあ、挨拶してくれるのはいいんですけどね。その人が具体的にどんな政策を考えているのか、国家観はどうなのか、などが知りたいんですよね、本当は。

特に東京に住んでいると、国会議員による恩恵ってあまり地元に及ばないように感じています。なので、私なんかは立候補者が日本全体の事をどう考えているのかに注目してしまいます。

例えば物価について。

「物価目標を0%にする」なんて言われると、金利を更に引き締めて円高にするってことだし、デフレから完全に脱却できていない今の状況でそんなことをやったらと考えると、恐怖しか感じません。

もうねえ、論外です。

今、わが社では採用が計画通りに進んでいないのですが、きっとまた求職者が少ない求人にドーンと来る世の中に戻ってしまいますよ。

わが社にとっては、それはそれでいいのか…

いやいや!仕事がなくなって、採用どころじゃなくなってしまいます。

30歳前の若い方は知らないかもしれませんが、15年ほど前にそんな状況があったんです。派遣切りが社会問題になるなど、日本全体が本当に大変だったんですよ。

わが社を殺す気か!

それと、最低時給を1500円にするって話もありますね。

一か月の労働時間が160時間とすると、給与が最低24万円ほどになります。

東京都はこれに何割か上乗せすることになりますので、これに社会保険料や通勤費を上乗せしたら、結構な人件費になりますね。

もちろん、ITのスキルがあり、バリバリ仕事をしている人に影響はありませんけど、IT企業へスキルチェンジを求めてやってくる若手などを採用することが難しくなるでしょうね。

チャレンジのできない社会を作っていくことになると思いますよ。

そんなんでいいの?

それから税金。

これだけ国の資産が積みあがっていているにもかかわらず、減税は単発のみ。

インフレによって所得が伸びているにもかかわらず、所得税の基準は変えない。

これだけ潜在成長率が下がっているにもかかわらず、しょぼい公共投資。

ほんと、なんなのでしょう!個人がお金を持ってた方がよっぽど経済も循環するって。

減税しろ!

と、最後は政府への悪態になってしまいましたが、こんな状況を変えるには我々が投票していくしかありません。

なかなか、「この人に任せたい!」って人はいないかもしれません。

でも、「あの人よりは、この人の方がマシかな」程度でも良いのです。

投票しましょう。

でないと、組織票を持っているあのおっさんが、また「バンザーイ」ってするところを見てガッカリすることになりますよ。

ダメな人を少しずつ淘汰していくことでしか、良くなっていかないかない制度ですからね、民主主義は。

我慢して、少しずつ進みましょう。

素晴らしい未来はすぐにはやって来ませんが、ちょっとずつは良くなっていきますよ!

それと、マスコミには騙されないようにしましょうね!

秩父で山に登るIT経営者より

  

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